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三島町は雪国ならでの暮らしに息づく伝統文化を継承する町です。
プロジェクトでは文化を守る町の取り組みを「物語」に沿ってご紹介いたします。
数ヶ月にわたり雪に覆われる奥会津。
農作業が休みとなる冬期間に、人々は暮らしで使う道具を作る「ものづくり」を行ってきました。藁(ワラ)による縄や草履をはじめとして、スゲによる雨ミノや腰カゴ、マタタビによるザルなど、日用品を自らの手で作る文化が縄文時代より人々の手によって伝えられてきました。
「雪が降るのが待ち遠しい、雪が降ればものづくりができるから」
雪国奥会津の人々の生きがいとも言えるものづくりを大切にし、暮らしの中に息づくものづくりの文化を後世にも伝えていく「生活工芸運動」をご紹介します。
「桐の里奥会津三島町」三島町はなぜ桐の里なのでしょうか。
桐を植栽し、守るプロジェクトや会津桐による総桐箪笥制作などの工芸品づくりに取り組むプロジェクトなど三島町での「会津桐」に関する取り組みをご紹介します。
遠い昔から受け継いできた伝統行事。
三島町では国の重要無形民俗文化財の指定を受けた「三島のサイノカミ」をはじめとして、福島県指定重要無形民俗文化財の「虫送り」や「雛流し」など多くの伝統行事が残っています。
地域の人々が大切にする伝統行事をご紹介します。
奥会津の大自然、雄大な只見川、只見川に架かる大きな橋、訪れる人の心を魅了する只見線。只見線とは、福島県会津若松駅から新潟県小出駅を繋ぐ路線で、日本の原風景が広がる奥会津地域を走るローカル線です。会津若松駅から新潟県小出駅まで135.2kmを全線単線で運行しています。運行本数は、上り・下りともに1日6本です。
また、三島町には只見線に架かる第一只見川橋梁を見渡せる絶景スポットがあります。道の駅尾瀬街道みしま宿から遊歩道を約15分、尾根を登ると只見線を見渡せる場所があります。国内だけでなく、海外からも大勢の方がこの地に訪れています。2015年2月に日本の東北観光推進機構が中国版ツイッター微博(ウェイボー)に「世界で最もロマンチックな鉄道」として写真を公開したことが、きっかけとなりました。