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三島町は、ふるさとに伝わってきた伝統行事を大切にしています。
サイノカミや虫送りなどの伝統行事は、地区の誇りとして守られ、
住民同士の結束を深めるために続けられています。
人口減少と高齢化が進む三島町ですが、多くの伝統行事が今も大切に伝えられています。
奥会津の雪国に残る日本の文化とその心を次の世代に、
また世界中の人たちに伝えていくことを目指しています。
その年の家内安全、五穀豊穣、無病息災などを祈念し、概ね1月15日に地区毎で実施される小正月行事の火祭りです。
三島町の18集落のうち10集落で行われており、平成20年に国指定の重要無形民俗文化財に指定を受けました。
三島のサイノカミの特徴は、地区ごとにより形や作法が異なり、それぞれが特色あるものとなっています。
高清水地区には3月4日に紙で作った雛人形を川に流す伝統行事があります。一度は途絶えてしまいましたが、昭和60年ごろに復活し、福島県指定重要無形民俗文化財に指定を受けています。
雛人形は各世帯の女性の数だけ3月2日の日千代紙やきれいな包装紙などで作り、座敷などの雛壇の前に4日まで飾り、4日の日に子どもたちが各戸の雛人形を回収し、只見川に流す行事です。雛人形に遠く淡島様まで代参してもらい、女性の無事を祈念する行事です。
虫送りとは農作物に害のある虫を追い払うために行われている行事で、福島県の重要無形民俗文化財に指定されています。
地元の子どもたちが中心となって受け継がれており、掛け声を上げながら提灯と共に集落を練り歩きます。
ギャラリーとイベントホールを備えた町の文化発信の拠点施設です。様々な企画展のほかに町史編纂事業も行っています。
住所 | 大沼郡三島町大字名入字諏訪ノ上418 |
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電話番号 | 0241-52-2165 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日) |