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鳥追いとは集落を練り歩きながら、昔から伝わる歌で害鳥を追い払い、豊作を願う小正月行事です。その後厄年の家族がいる家をまわり歳祝いと呼ばれる祝いをもらうのが習わしです。
桧原では子ども達が、「今日はどこの鳥追いだ 長者様の鳥追いだ ホヤー ホヤー」などと鳥追い唄を謡いながら練り歩きます。
三島のサイノカミは五穀豊穣、無病息災、村中安全を祈願する伝統行事で、国指定の重要無形民俗文化財に登録されています。この行事は町の人々によって長年守り伝えられ、近年では「日本で最も美しい村」連合加盟の登録資源にもなりました。
多くの方に三島町の伝統文化に触れていただこうとサイノカミや団子さし、鳥追いなどの冬の伝統行事を再現しています。その他、雪国ならではのイベントや、サイノカミの炎とともに打ち上がる花火が冬の夜空を幻想的に照らします。
例年2月頃に三島町間方地区で開催されます。
ひな流しとは無病息災を願い手作りの紙雛を川に流す行事で、福島県の重要無形民俗文化財に指定されています。ひな流しは高度経済成長期に一度途絶えましたが、20数年の時を経て復活し現在は桃の節句(かつては旧暦)に行われています。