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星の観察地としての美坂高原の適性を把握するため、春・夏・秋にデジタルカメラを用いた「夜空の暗さ」測定を行っています。
夜空の暗さは、等級/平方秒角(mag/arcsec^2)で表します。この値が大きいほど、夜空が暗く星が見えやすいことを示しています。概ね 21 mag/arcsec^2を超えると、天の川の複雑な構造を確認でき、星団などの観測も容易にできるようになります。
| 等級/平方秒角(mag/arcsec^2) | 暗さの目安 |
|---|---|
| 21以上 | 天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる |
| 20以上~21未満 | 山や海などの暗さ。天の川がよく見られる |
| 19以上~20未満 | 郊外の暗さ。天の川が見え始める |
| 18以上~19未満 | 住宅地の明るさ。星座の形がよく分かる |
| 17以上~18未満 | 市街地の明るさ。星座の形が分かり始める |
| 17未満 | 都市部の明るさ。星はほとんど見られない |
※環境省のプレスリリースを元に作成
月あかりの影響を考慮して、新月の前後の期間に測定しています。表2に、これまでの結果を示します。
| 測定年 | 春 | 夏 | 秋 |
|---|---|---|---|
| 令和6年 | 21.08 | 21.24 | 20.34 |
| 令和7年 | 21.60 | 21.28 | 21.36 |
| 令和8年 | 21.66 | 測定中 | 測定予定 |
※晴れて条件が良い日の最も高い値を採用
ダークスカイ・インターナショナルが定める星空保護区認定制度は、光害の影響のない、暗い自然の夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。2025年時点で、世界250カ所以上の地域が星空保護区に認定されています。
日本では沖縄県の「西表石垣国立公園」、東京都の「神津島」、岡山県の「美星町」、福井県の「大野市南六呂師エリア」の4カ所が星空保護区に認定されています。
東北地方で星空保護区に認定された地域はまだありません。そのため、三島町は美坂高原の東北地方初の星空保護区認定を目指しています。
星空保護区の認定を受けるための夜空の暗さの基準値は21.2 mag/arcsec^2以上です。
表2を見返すと、美坂高原は令和6年の春を除いて基準を満たしています。三島町は美坂高原の夜空の暗さが光害によって損なわれることがないよう、屋外照明に関する基準の制定や美坂高原の維持・管理に取り組んでいきます。
日本光害マップ(Japan Lightpollution Maps)は光害が少なく星の観察に適した地域を探すのに役立ちます。三島町を確認すると、暗さレベルが21以上であることが分かります。
https://astrotourism.jp/map/japan_lightpollution_map.html<外部リンク>
デジタルカメラを用いた暗さ測定は、環境省が推進している測定方法に準拠します。環境省「夜空の明るさを測ってみよう」では、カメラの設定や、全国から集められた観察結果をご覧いただけます。観察は年2回行われており、RAW形式で保存可能なレンズ交換式デジタル一眼カメラをお持ちであれば、どなたでもご参加いただけます。
https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-2.html<外部リンク>