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東日本大震災からちょうど10年のこの日、台湾からのプレゼントが三島中学校に届けられ、矢澤町長より贈呈されました。
【町長より代表して贈呈を受ける二瓶さん】
今回、三島中学校の生徒に贈られたのは、嘉義私立美術館、国立故宮博物館など、台湾にある博物館や美術館、文芸館など20の施設の有志から集められた文具や小物などの品々です。このプレゼント企画は、2019年に福島県立博物館と台湾の国立台湾文学館との共催により実施された会津若松市出身の故西川満氏の企画展の開催により生まれたものです。企画展で翻訳を務めた日中通訳者の池田リリイ茜藍さんがとりまとめを行い、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京・虎ノ門)のご協力のもと、交流を深めた北塩原村や西会津町、柳津町、そして三島町の子どもたち約300名に届けられました。
三島町は台湾と「アジアの歌姫テレサ・テン」による交流と国立台湾工芸研究発展センターとのものづくりによる交流を行っています。今回の企画でも国立台湾工芸研究発展センターにご賛同いただき、台湾原住民の中学校・小学校生徒とともに漆の皿が作られ、三島町の子どもたち特別に贈られました。同センターから三島町に、「10年がたった今でも、我々は福島のことを気にかけています。未来を担うすべての子どもたちが健やかに成長し、工芸をひとつの緒として、持続可能な交流が生まれることを願っています」とのメッセージを頂きました。
東日本大震災から10年が経過してもなお、遠く台湾から福島を想い今回の企画にご賛同いただきました団体の皆様に御礼を伝えるために子どもたちとの記念撮影を行いました。
【全員で記念撮影】