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11月11日、早戸地区で伝統行事「虫供養」が行われました。早戸地区の皆さんと三島小学校の3,4年生が参加しました。
早戸地区を代表して佐久間弥一さんが鐘を鳴らし、虫供養が始まったことを集落に知らせ、虫供養の碑を目指します。佐久間さんの後ろを子どもたちが追いかけます。石碑の周りには地区の方々が集まって、団子やお菓子を用意してくださいました。花や団子を供え、一人ずつ線香を手向けて手を合わせました。虫供養は田畑を耕作する際に殺生した多くの虫の霊を慰め、供養する行事とされています。会津では江戸時代から多くの村で行われていましたが、三島町では早戸地区のみで受け継がれています。
山々がきれいに色づいて、さわやかな秋空のもと早戸地区のみなさんと交流する事ができて、子どもたちも大喜びでした。
「今日の虫くようでは、虫たちを殺してごめんなさいという事を伝えられてうれしかったです。蚊やカメムシを殺してしまうことがあります。ごめんね、と言っても伝えられません。だから、こういう機会があってすごくうれしいです」(4年生)
虫供養の意義が子どもたちに伝わってうれしく思いました。早戸地区のみなさん、ありがとうございました。