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令和3年1月15日(金曜日)「三島のサイノカミ」


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更新日:2021年1月20日更新 印刷ページ表示

1月15日(金曜日)三島町内の各地区で国指定重要無形民俗文化財の「三島のサイノカミ」が行われました。
ここでは川井地区のサイノカミについてレポートしていきます。

1月15日の午前9時から御神木迎えを行い藁巻き、おんぺ刺し、祭壇づくりなど着々と準備が進みました。
今回の御神木の長さは10m。藁を巻く際にはたくさんの爆竹も一緒に巻かれ、点火の際には爆竹の大きな音が出ます。
準備は午後2時過ぎには終了し、解散となりました。
御神木に点火するのは午後7時からです。

御神木を切る際にはお神酒を供えお祈りをします。

御神木を切る際にお神酒を供えお祈りする様子

切った御神木の長さを図り、余分な枝などは切り落とします。ちなみに御神木の木は杉の木です。

御神木を切る様子

切った御神木は会場まで地区の方々が引っ張って運びます。

御神木を運ぶ様子

会場に運び込まれた御神木には藁を丁寧に巻き、巻き終えると「おんぺ(幣束)」をてっぺんに刺します。

御神木を藁で巻いている様子

最後ははしごを使って御神木を立てていきます。

このとき宰領の長谷川さんが「ヤンサンサンサン」と声をかけると、参加者全員が力を合わせて「ヤーッ」と声を出しながら御神木を真っ直ぐに立てていきます。

藁で巻いた御神木を立てている様子

立てた御神木の写真

川井地区では御神木の脇に雪で祭壇も作られます。

御神木の脇の雪の祭壇の写真

午後7時になると地区の方々が集まり、いよいよ点火となりました。

今年は新型コロナウイルスの関係で、地区の方々だけでの開催となりましたが、ごうごうと燃える炎を前にみなさん今年1年の無病息災やコロナウイルスの早期収束五穀豊穣などを願いました。

点火した様子1

点火した様子2