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三島町交流センター山びこでは9月1日から9月24日までのあいだ、「佐瀬幸廣展」を開催しています。
佐瀬幸廣さんは会津若松市の出身で、数々の個展や海外での作品展に出展している芸術家です。
三島町では過去、1999年に同じく交流センター山びこにて個展を開いており、今回第20回目となる個展を再び三島町で開催されました。
ギャラリーに入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、壁一面に並べられた黒色の作品。周りを見渡せば、薄暗い空間にスポットライトで照らされた色とりどり、様々な形の作品が飾られていました。
大小、形はさまざま。そしてこの独特な凹凸や色使いから、一見すると何を表した作品なのかわからないかもしれませんが、これらの作品を見たお客さんが作品に対してどのように感じたのかが重要なのだといいます。
また今回の作品展のテーマが「インド」にあるそうで、壁一面に飾られた黒色の大きな作品は、その並べられた複数の作品で「ガンジス川」をイメージしているのだそう。
実際にギャラリーでみると、それぞれの作品の凹凸が連なっているようにも見えます。
こうやって、たくさんの作品をいっぺんに並べることができるギャラリーは貴重だそうで、交流センター山びこはその数少ない広々としたギャラリーを所持していると言えます。
ちなみに、作品展では作品の展示の仕方や照明だけでなく、音楽にこだわっていて、今回の作品展をイメージして作曲した曲がギャラリー内に流れています。
写真ではなかなか伝えることができない迫力と、その独特で完成された世界観。
ぜひ一度交流センター山びこで佐瀬幸廣さんの作品に触れてみてはいかがでしょうか。