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三島中学校3年生4名は、平和学習の一環として9月17日から9月19日まで沖縄県への修学旅行を実施し、10月6日、矢澤町長および二瓶議長にその成果を報告しました。
修学旅行に先立ち、生徒たちは総合的な学習の時間を活用し、平和に関する課題研究に取り組むとともに、沖縄県立小禄高等学校とのオンライン交流を行いました。交流の中では、高校生から平和学習の取組や、戦争が残した日常の痕跡、米軍基地がもたらす現実的な課題について詳しい説明を受け、平和の意義や現在に続く課題について理解を深めました。
修学旅行では、沖縄平和祈念資料館の見学や平和講話の聴講、糸数アブチラガマの見学をとおして、戦争の悲惨さと命の尊さを学びました。報告の中で生徒たちは、それぞれ次のような思いを語りました。
「私たちは毎日を大切に生き、戦争を二度と繰り返さないように、今回学んだことを伝えていかなければならない。」
「人が互いに尊重し合い、話し合って問題を解決するようにしていくことが重要だと感じた。」
「戦争の事実を学ぶことは、これからの私たちの生き方を考える大切な機会になった。」
「戦争が平和を壊す恐ろしいものであることを後世に伝え、今の平和が続くことを願う。」
生徒からの報告を受け、矢澤町長からは、「平和学習を機会に、常に学びながら世界・日本・三島町の在り方を考えて欲しい」と述べ、生徒たちの真摯な取組から今後の成長に期待を寄せました。
また、二瓶議長からは、「修学旅行で得た思い出とともに、仲間との絆をより深めていただきたい」山口教育長からは、「今回の平和学習では被害者としての学びが多いが、加害者としても考えることが必要です。今後、自分がどのように行動していったらよいか考える契機として欲しい」と述べました。
今回の平和学習をとおして生徒たちは、戦争の悲惨さや平和の尊さを実感し、日常の大切さや自分たちにできる行動について考える貴重な機会となりました。三島町としても、今後も生徒たちの学びを支援し、平和への意識を育む取組を続けてまいります。