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移住者インタビューその6


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更新日:2019年7月5日更新 印刷ページ表示

その6 西 茉美さん(29歳)

2017年12月、結婚を機に三島町に移住されました。
飯館村出身のご主人恭平さん(30歳、佐久間建設株式会社森林事業部)と1歳3か月の息子さんの3人で、憧れの暮らしを少しずつ形にしていらっしゃいます。

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三島町へと移住したいきさつ

私は宮城県仙台市の郊外、住宅街で育ちましたが、学生時代からの地域づくりの活動を通して、人とのつながりや、手しごとが身近にある地域の暮らしに魅力を感じていました。
宮城大学では事業構想学部デザイン情報学科で建築設計を学び、その後同大学院で地域づくりの研究室に入りました。
卒業後、東京の設計事務所に勤めていましたが、2016年に宮城県に戻り、宮城大学で研究員としてまちづくりに関わる仕事をしました。

 

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授業プログラムを考え、宮城県内や福島県内の地域で調査をしたり、学生や地域の方々とまちづくりの活動をしました。
学生時代から様々な地域と関わってきましたが、いつか自分も地域の人になりたい、地域で暮したいという想いがずっとありました。
自分が暮らす場所探しをしていたともいえます。

福島県石川町はそのうち住みたいと考えた特別な地域です。地域づくり活動の一環で、地元の方たちが使う漬物や総菜の加工所「野木沢加工所ふじわちゃん」の設計や加工品パッケージのデザインなどに携わりました。

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いつも泊まらせてもらい、お世話になっている地元の方がいるのですが、ここで日常の暮らしというのを体験させてもらったのが、今につながっていています。
かれこれ10年近くのお付き合いとなりますが、三島町のこの家にも遊びに来てくれました。
今でもワークショップを開催したり、気軽に立ち寄れるお茶飲み場として不定期でカフェを開いたりと人が集える場所作りに関わっています。
主人と再会しなかったら、もしかしたら石川町に移住していたかもしれません。 

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同じ大学の一年先輩である主人と付き合うようになってから、三島町へと来るようになりました。
主人は卒業後、長野県の工務店に勤めていましたが、実家のある福島に戻り、三島町で働いていました。
私は通うたびに三島町のことを好きになり、結婚を機にこちらへ移ってきました。

 

今の暮らしについて

すごくいい環境で、恵まれていると思っています。
今は毎日子育てに奮闘中です。
里帰り出産をして、去年の4月に戻ってきましたが、近所の方々や先輩ママさんたちに見守ってもらいながら、助けてもらいながら日々過ごしています。
私が用事のあるときに、しばらく子どもだけを預けみてもらうこともあります。
両親は近くにいませんが、周りの方々のおかげで私たちの暮らしは成り立っていて、本当にありがたいことだと思っています。

平日はたいてい午前と午後に一回ずつ子どもと町内を散歩しています。
その途中でご近所の方々にお会いするので、おしゃべりしたり、お茶飲みをしています。
週末は家族3人で近所を散歩したり、沼沢湖へ出かけたり、その時期にはカタクリを見に行ったりしています。
子どもの同級生家族が近所に何組かいるので、一緒にバーベキューをしたりすることもあります。

家を出ると山が見え、自然がすぐ近くにあるのもいいなぁと思っています。
たくさんの方にお世話になり、やさしさに囲まれながら暮らせているので、キリキリすることもなく、余裕を持って子育てできているように思います。
そのやさしさを感じながら、感謝の気持ちを持って、いずれはしていただいたように他の人を思いやる気持ちをこの子も持ってくれるといいですよね。
親としてはそんなことを思ったりしますが…とにかく息子なりにこの環境からいろいろなことを感じたり学んだりしてくれたらいいなあと思っています。

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大豆畑

 

畑も借りてやっています。
収穫は私もしますが、あとは主人にお任せです。大豆も育てていて、できた大豆でお味噌も作っています。
梅干しや梅シロップを仕込んだり、庭のベリーでジャムを作ったり、自分で割ったクルミでケーキを焼いてみたりもしました。
ベニシアさん(NHK「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」が有名)のような手しごとのある暮らしは憧れでしたから、こういうことができる暮らしは楽しいです。 

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ジューンベリー

 

それから、去年は「だんごさし」を家でやってみました。
自分たちが暮らしている土地の行事や習慣は大切にしていきたいと思っています。

 

お住まいについて

この家は購入しました。
宮下地区に通いなれ、結婚前からご近所の方々とお付き合いさせていただいていたので、宮下地区で住まいを探していました。
なので、この家を紹介していただけ、とてもありがたかったです。
設計も自分たちで考えながら、1階は主人の働いている佐久間建設に改修してもらい、2階は主人が地元の人に習いながら、自分で床の張替えなどを行っています。
木は主人が切った地元の杉や桐を使い、壁は漆喰にしました。
まだまだ片付いていないですが、少しずつ整えています。
元ラーメン屋(しかも美味しい!)だったと聞いています。
玄関が食べるスペースだったらしく、玄関としてはとても広いのですが、使い勝手もよく快適です。 

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これからについて

こうして暮らせていることに感謝しながら、これからも日々の暮らしを丁寧に楽しんでいきたいと思っています。
息子がもう少し大きくなったら、味噌づくりやお菓子づくりや土いじりなど、なんでも一緒にできると思うので、それもまた楽しみです。
また、これまでの経験を活かした仕事も、少しずつ始めていきたいと思っています。 

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