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移住者インタビューその2


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更新日:2019年3月1日更新 印刷ページ表示

その2 佐藤 美智子さん(72歳)

只見川の川霧に魅せられ、59歳のときに三島町へ移住。
三島町13年目の現在は趣味の写真を楽しみながら、愛猫2匹との3人暮らしを満喫されています。

 

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三島町に移住したきっかけは?

東京都内や埼玉県川口市などに暮らしていましたが、2つの流れがあり三島町へと移住しました。

まず一つ目が仕事の減少。
トレーサーという上下水道などの設計図を手描きで清書する仕事をずっとしていましたが、時代の流れとともにコンピュータが取って代わるようになり、仕事が減ってきていました。

二つ目が趣味の写真です。
45歳頃から会津に写真を撮りに来るようになり、さらに奥会津写真ツアー(只見川電源流域振興協議会主催)が始まり、通算10回ほど参加しました。その間に三島町の写真クラブの人たちと親しくなりました。

その頃、宮下の集会所を解体する話が持ち上がっており、空き家を探していた私にそこに住まないかと冗談半分で声をかけられました。
36畳もある集会所に住むなんて、はじめは考えられませんでしたが、見てみるとまだまだ使える建物で気に入りました。
そこで、写真仲間が宮下の部落委員会に私が住むことを掛け合ってくれ、満場一致で受け入れてもらえることとなりました。

そういうタイミングが重なり三島町へと移住し、今も集会所を借りて住んでいます。

 

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只見線を走るSLと線路脇のお宅

 

どのような写真を撮っているのですか?

基本的には自然風景を撮ります。

私は何といっても只見川の川霧に魅せられて三島町にやってきました。
毎回違う表情を見せてくれ、飽きることがありません。
只見線も近年有名になりましたが、川霧の風景も見事です。
川霧を堪能しながらゆっくりコーヒーでも飲める場所があったらなと思うのですが、今のところはつるのIORIカフェくらいでしょうか。

 

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霧幻峡の古民家前から

 

毎年大林のカタクリの時期も楽しみです。
子どもの頃に山で見た花なので、郷愁を覚えます。ツアーでは大林のカタクリを見ることはなかったので、移住して初めてここの存在を知り訪れたときは、感動しました。

 

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自分の地区以外にも各集落の行事や町の企画に出向いて写真を撮っています。
そうすることで、色々な方とも知り合え、楽しいです。

 

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あとは最近、昆虫撮影にも夢中です。
家の周りにたくさんの昆虫が飛んできます。
小さな命、ちっちゃいけれど一生懸命生きている姿に胸を打たれます。
これからの季節が楽しみです。

 

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三島に来てよかったこと

自然の環境に身を置いていることですね。
埼玉県の川口市にいたときは、一人旅でそういったところを訪ねていました。
白川郷にも結構足繁く通っていましたが、そういう環境がやはり好きなのですね。

今そういう環境の真っただ中にいることが幸せです。
只見線の線路脇に住み、窓の外をのぞくと、緑が豊かで春は菜の花畑が広がっていて、桐の花も見えます。
本当にいい環境です。

苦労したことも嫌な思いをしたことも全くなく、楽しいことばかりでした。
もともとは秋田県出身なので、雪への不安は全くありませんでした。
また、ここに来て何人かの親しい友人ができたのもうれしいことの一つです。

三島町の魅力の一つでもあるものづくりも、こちらに来てから興味を持ちやるようになりました。
テーブル、お盆、ペンケースなどの木工は森のしごと舎で習いながら自分で作りました。
三島町の編み組のバックや笊なんかもものづくり教室に通って習いました。
ちょうど、ヒロロのバックが仕上がり、3月の全国編み組工芸品展に応募するところです。

 

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移住を考えている方へのメッセージ

ここは自然が本当に素晴らしく、四季折々の移り変わりを楽しめますね。
奥会津は山が深く、そこに悠然と流れる只見川の風景はまさに絶景です。
ぜひ、何度か足を運んで様子をみてから決めてください。
特に冬の雪の時期は来た方がいいです。

 

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早朝の田んぼの草取り

 

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